完全情報ゲームという条件
三目並べ、五目並べ、四目並べはいずれも盤がすべて見え、運が入り込まず、手の数が有限です。この条件を満たすゲームは理論上、結果が決まっています。双方が最善を尽くすなら、先手が勝つか、後手が勝つか、引き分けるかの三つのいずれかに確定します。どれになるかはゲームごとに違います。こうしたゲームを数学では組合せゲームと呼び、運が入らないので結果はすべて二人の選択で決まります。
三目並べは完全情報ゲームで、互いに最善を尽くせば引き分けです。盤が大きくなると変わること、五目並べでよくある失敗、実戦で使える原則をまとめました。
三目並べ、五目並べ、四目並べはいずれも盤がすべて見え、運が入り込まず、手の数が有限です。この条件を満たすゲームは理論上、結果が決まっています。双方が最善を尽くすなら、先手が勝つか、後手が勝つか、引き分けるかの三つのいずれかに確定します。どれになるかはゲームごとに違います。こうしたゲームを数学では組合せゲームと呼び、運が入らないので結果はすべて二人の選択で決まります。
三目並べは盤が小さいのですべての場合を調べ尽くすことができ、結論は双方が間違えなければ引き分けです。ですから三目並べで勝つということは、相手がどこかで最善でない手を打ったという意味になります。計算機と対戦するとたいてい勝てないのもこのためです。初めての人には、中央か角を先に取ることがミスを減らす出発点になります。
四目並べも完全に解析されており、先手が最善を尽くせば勝つことが知られています。五目並べのように盤がより大きいゲームでは先手が有利すぎるため、実際の対局では序盤の着手に制約を設ける規則で釣り合いを取ります。規則が複雑に見える理由は、たいていこうした不均衡を補正するためです。同じゲームでもルールが一つ変わるだけで有利不利がひっくり返ることがあるので、初めての相手と打つときは、どのルールで打つのか先にすり合わせておくとよいでしょう。
チェスや囲碁も同じ条件を満たすので、理論上は結果が決まっています。ただし場合の数が手に負えないほど多く、その答えを実際に求めることはできません。答えが存在することと、それを計算できることはまったく別の問題です。だからこそこうしたゲームは今も面白いのです。だから強い人でも、すべての手を計算するより、経験で身につけた良い形と悪い形の感覚に大きく頼っています。
完全な解答を覚えていなくても通じる原則があります。相手が次の一手で勝つ場所を先に塞ぐこと、そして自分が二方向で同時に勝てる形を作ることです。二か所で同時に迫れば、相手は一方しか塞げません。多くの勝負は、この形をどちらが先に作るかで決まります。この二方向の脅威は三目並べから五目並べまで同じ原理で通じるので、一つのゲームで身につけた感覚がそのままほかのゲームに生きます。
五目並べを始めたばかりの人は、自分の石をつなぐことだけに集中して相手の脅威を見逃しがちです。相手が両端の開いた三を作ると、次の手で両端の開いた四になって止められなくなるので、開いた三は見つけたらすぐに止めなければなりません。逆に片方がふさがった四は一度止めれば済むので、それほど急ぎません。この区別をするだけで、あっけなく負ける対局が大きく減ります。
実力差のかなりの部分は、打つ前に何を確認するかで生まれます。毎手同じ順番で確認する習慣をつければ、複雑な計算をしなくてもミスを大きく減らせます。まず自分がこの手で勝てるかを見て、次に相手が次の手で勝てるかを見て、そのあとで自分の形を広げる手を選びます。この順番が逆になると、勝てる対局を逃したり、負ける対局を防げなかったりします。
コンピューターの相手は疲れることがなく、ミスを正確にとがめてくるので、練習相手に向いています。最初はやさしい段階で勝ちの形を体に覚えさせ、勝てる対局が増えたら段階を上げます。負けた対局は、最後の数手を逆にたどってみると、たいてい一、二手のところに原因が見つかります。同じミスを三度繰り返さないことを目標にすれば、着実に上達します。